禅師 再入院 


すこし 祈ること
ひとり 坐ること
できること 他になく
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追記。

詩に追記を書くのもずいぶん無粋な話ですが、
わが禅師についてはしばしば読者の皆様の幾人かからご心配を頂くので、
少し書いておきます。

脳梗塞以降、半身が不自由になられ、
歩くのを不便そうにしておられた禅師ですが、
本日昼にご本人からお電話があり、
「膝を骨折してしまい、今日からまた入院となったので、
禅堂へはご随意に」
とのお言葉。
どのような経緯で、どれほどの骨折で、
どのくらいの入院となるのかは、
お声にもやや翳りを感じたため、
詳しくは訊けず、「どうぞ御大事に」と言うのがやっとでした。

しかし、ご本人が病院からケータイでかけてくるわけですから、
重大な状況ではないであろうと信じております。

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じつは当ブログに書いている以外にも、禅師は何度も入院なさっており、
今回は退院間もないこともあり、舟沢にとってもさすがに少し衝撃が大きく、
『祈りの本質は、流れる河に「河よ、流れよ」ということだ』
という基本に耐え切れずに逸脱し、
思わず参禅の行きすがらの神社にて快復を祈念し、
禅堂で文殊大士に報告と祈念をして、
今日は一人で坐ってきました。
帰り道に、壊れたHD録画機が治ったという留守電を思い出し、
自宅に戻らずそのまま駅へ。
禅堂から駅への途上にはこの地方には珍しい古本屋があって、
足穂コーナーがあったりグルジェフの本が並んでいたり、なぜこの地域で経営が成り立っているのか良く判らない不思議な古本屋なのですが、ついついふらりと立ち寄ったら、目に飛び込んできたのは、
この本。



定価280円、売値500円。この店で定価以上の値段を初めて見る。それにビニールで囲ってあって中を見ることもできない。しかし、最近の流れもあり、これも明らかにご縁と、即購入。(最近の流れについては前回の記事参照)

うちに戻ってビニールを開くと、昭和44年の初版本、古本と言うよりデッドストックではないかというくらい綺麗な、新品同様の本。ネットで調べたら、この本はいま5000円前後が売買の相場らしい。

――そうか。
本にも、然るべき出会いというものがあるのだな。
そう思った舟沢でありました。

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