門外漢に聞こえた和音のような 

ミツバチが世界中で大量死しているらしい。
原因はダニとかウィルスとか農薬とかの複合ということになっているそうだ。
「蜂群崩壊症候群」という言葉を検索すると、
世界中の専門家がすでに膨大な調査と考察を行っているのが分かる。

しかし、よくよく考えるに、
世界中のミツバチが弱くなっていることと、
世界中の人々の人心荒廃とは、
密接に関係しているとしか思えない。


これについて考えていくと、
何かとても複雑な、
和音のような思考像に行き着く。
キース・ジャレットとオリヴィエ・メシアンをかけ合せて、
ガラスが割れる音に近づけて、
まぶしい灰色の空に、関節状に配置したような音、のような、思考イメージ。
その音を私は出せそうにもないし、
思考しようとしても、和音(のような思考像)に行き着いてしまうので、
この件について言語的に考えるのには、あまり向いてないのだと思う。

なので、
荒唐無稽なペテンにならず、
“果てしない幻想の道”にも陥らずに、
ミツバチの弱まりと人心荒廃の関連を、
誰か考えて、文章にしてくれたらなあ、と思う。

経済と友愛の理念についてのちゃんとした考察は、存在する。
ミツバチと愛の理念についてのちゃんとした考察も、あるらしい。
ミツバチと水晶と老人についてのちゃんとした考察も、存在する。
ミツバチと金星の関係の文献も、あるらしい。

これらを総合的に考える能力は、私にはない。

スクリャービンという作曲家は、蝶について何か気付いたが、
論理的に人に伝えることはできなかった。

そういうわけで、
これらを総合的に調査・研究・考察できる人が、
この文章を目にしたらいいなぁ、と思うのでありました。

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