kaossilator 2 の枠を塗装 

前回に引き続きますが、
コルグ社製「カオシレーター2」の枠を、
黒く、塗りました。





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やるべきか否か結構迷ったのですが、
迷い始めると何年でも迷い続ける自らの性格を客観的に鑑み、
失敗覚悟でカオシレーター2の“黄色”を緩和する決意を固め、
さっさと実行に移しました。
以下、真似なさる方はもちろん自己責任ということでお願いします。
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・前回同様、使用した塗料は、
「ニッペホームペイント水性スプレーつやなし黒」です。

・カオシレーター2をお持ちの方はお分かりと思いますが、
あの枠は簡単に手ではずせる1枚のプラスチックです。
その1枚のプラスチック枠を、ただ単に、黒く塗りました。
(スイッチ類を黒くするのは、難しそうなので、あきらめました。)

・まず、演奏側から見て文字通り「枠」として見える、
枠の周辺部分を塗るために、
枠の内側から周辺部分にスプレーしました。



・この面は取り付け時に内側になるので、周辺以外が塗りきれていなくても構わないと判断しました。
ちなみに、中心部分に薄く「○」が見えていますが、これは外側を塗る際に、紙コップを台にしたのが跡になって残ったものです。

で、枠の塗料が床につかないように紙コップの上に乗せて、反対側(カオシレーターの外側)を、スプレーしました。



・まず1回ざっとスプレーし、乾いたところで塗り残しを見つけてスプレーしました。それで終わりかと思いきや、塗り残しをピンポイントでスプレーを吹き付けたところにむらができてしまい、そのむらから爪で引っ掻いて塗装が剥がせてしまいました。(塗りすぎると塗装が厚くなり、プラスチック面からはがれやすくなるようです。プラスチックには薄く塗るのがコツなのかもしれません。)剥げた部分と、微細な塗り残しに再度スプレーし、計3回スプレーしました。

・それでも素人なので塗りむらはある程度仕方ないです。
・ゴム足にも構わずスプレーしました。今のところ剥がれる等の問題は起きていません。
・触覚上の使用感が変わります。手で触ったときの質感が従来のツルツルのプラスチックの感じとずいぶん変化しますので、ああ、触覚というのはこんなに音楽に影響するものなのかと意外に思います。(鍵盤などでもおかしな手触りのものは非常な違和感がありますが、それは「弾いている指」の触覚であります。ところが、このカオシレーター2のように弾かずに持つほうの手の触覚が音楽に多少なりとも影響するのは意外に思いました。この触覚の影響と“黄色”という色から受ける影響と天秤にはかり、さてどっちがより自分の音楽にいい影響を与えるのだろう、と考えたりもしますが、もう塗ってしまったので後の祭りです)
・僅かにスピーカーから出る音が変わります。
ヘッドホンアウトの音に変化は見られないと思います。
が、お持ちの方はお気づきと思いますが、このカオシレーター2、このプラスチックの枠がギターの胴のように共鳴の役割を果たしています。この枠をつけているときとはずしているときで、内部スピーカーから出る音は大きく変化して聴こえます。よって、その枠に塗装を施すと、音(内部共鳴)がやや変化します。
・あと、当然ながら、AC、アウト、マイクインの表示も塗りつぶされます。


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もはや、自分のライブに使う自分の楽器の色を、自分の世界観に合わせるのは無理なのかもしれない、と思ったり、
「この楽器を派手にしたい」と色を派手に塗ったりステッカーだらけにする人はいるけれど、「楽器はなるべく色を主張しないほうがいい」と黒く塗りたくなる人は少ないものなのだろうか、と訝しく思っております。
以上、どなたかの参考になりましたら幸いであります。

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