擦過傷 

コンクリートの壁に擦過傷のようなものが続く。
よく見ればそれは、掃除をしようとした跡だと判る。



放っておくことはできなかった。
やり遂げることもできなかった。
やらない方が良かった、とは言えない。
ただただ、ありのままではいられなかったのだ。

そうして擦過傷が残る。

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